錦織選手が準決勝に進出する条件はコレだ!
世界4大大会に次ぐ位置付けのATPワールドツアーファイナルですが、世界ランク5位の錦織選手が世界ランク6位でありながらもこれまで一度も勝てていなかった相手、マレー選手に勝利したことで準決勝に進出する可能性が大きくでてきました。昨夜、フェデラーには敗れたもののまだまだその可能性は十分に残っています。
第2戦を終えて
2勝0敗 フェデラー
1勝1敗 錦織
1勝1敗 マレー
0勝2敗 ラオニッチ
という結果になっています。
ここで、錦織選手が準決勝に進出することを前提としたシミュレーションをしてみます。
錦織選手が準決勝に進出するケース
第3戦でラオニッチに勝利し、かつマレーがフェデラーに負けた場合
3勝0敗 フェデラー
2勝1敗 錦織
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1勝2敗 マレー
0勝3敗 ラオニッチ
となり、無条件で錦織選手の準決勝進出が決定します。
錦織選手がラオニッチに勝利するも、マレーがフェデラーに勝た場合
2勝1敗 フェデラー
2勝1敗 錦織
2勝1敗 マレー
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0勝3敗 ラオニッチ
と、順位で3者並びます。予選リーグの順位決定方法は、
- 勝ち数
- 勝ち数で並んだ選手同士の直接対決の結果
です。勝ち数の多い上位2選手が準決勝進出となりますが、この場合も差がつきません。ですので、その時は
- セット獲得率
- ゲーム獲得率
- 現時点での世界ランキング
の順番で順位が決定されますが、こればかりは第3戦が終了してみないと分かりませんね。
錦織選手がラオニッチに負けて、マレーがフェデラーに負けた場合
3勝0敗 フェデラー
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1勝2敗 ラオニッチ
1勝2敗 錦織
1勝2敗 マレー
無条件でフェデラーが一抜けですが、残り3選手は1勝2敗で並びます。この場合も先と同じ条件で順位を決定します。
錦織選手の準決勝で敗退してしまうケース
錦織選手がラオニッチに負けて、マレーがフェデラーに勝った場合
2勝1敗 マレー
2勝1敗 フェデラー
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1勝2敗 ラオニッチ
1勝2敗 錦織
となってしまい予選リーグ敗退が決まってしまいます。このケースだけは何としても避けたいですね。
まとめ
いずれにせよ、最後のケースを除き錦織選手には準決勝進出の可能性が大きく残っています。錦織選手にとっても、そして他の3選手にとっても準決勝進出は次の第3戦に全てがかかってくるということです。これは観戦する方もとても楽しみですね。
次の第3戦は11月14日(木)の23時ごろからです。