35歳で会社員から教員に転職した酔いどれパパの備忘録

会社員から教員になるまでの苦労話、日々の現場で考えること、教員志望者に役立つ話、等。

台湾はなぜ親日なのか、その理由。

台湾で信じられない規模の大きな地震が起きてしまいました。夜が明け、現地の大変な被害状況が徐々に明らかになってきています。2011年の東日本大震災の際には、GDPに対する支援金の占める割合は台湾がアメリカを抜いてダントツの1位だったというツイートもみかけました。阪神淡路大震災被災した私も、21年前に台湾から友好国として手厚い支援をいただいたことは鮮明に記憶に残っています。

 

台湾が親日な理由

ところで、台湾はなぜ親日なのでしょうか。私個人としては、やはり台湾人の国民性にその理由があるのではないかと考えています。 

清が台湾を統治していたころは、民族間のすれ違い、風土病の流行、ヨーロッパから持ち込まれるアヘンによって島全体が荒れた状態となっていたこともあり、まともに治めることができなかったと聞きます。

やがて、日清戦争によって日本は台湾を植民地として取得することに成功しました。植民地化するというと、よそからやってきた軍隊が原住民を迫害し、我が物顔で搾取していくといった欧米的手法のイメージがありますが、日本は台湾を統治するにあたってこのような欧米的手法を用いることはしませんでした。日本国の延長線上にある第2国として日本本土と同等に扱いながら原住民と手を取り合って発展させていく手法をとっていったのです。

 

孤島化から文化的・経済的な発展へ 

具体的には、台湾には教育が普及していませんでしたので学校を建設し、日本本土から優秀な教員を台湾へ派遣し、教育水準のアップを図ったといわれています。また、アヘンが蔓延による原住民のひどい健康状態を回復させるために病院も建てられ、健全健康な国民の育成に力を尽くしました。これ以外にも、インフラ事業の整備や農産業の発展などが挙げられます。かつて清から見捨てられ孤島となりかけた台湾がこのように大きく発展できたのは日本本土から派遣されてきた有能な日本人と、それに忠実に従って奉職しつづけた台湾原住民の貢献によるものが大きかったのでしょう。

大東亜戦争では、台湾も日本の一部という見方から対岸の火事というわけにはいきませんでした。しかし、日本軍として台湾の原住民が徴兵されるということはなかったようですが、かえって徴兵されなかったことに疑問を持ち「私達も日本国として徴兵を希望します!」と訴えたほど台湾原住民の日本に対する忠誠心は高かったのです。

 

日本の属国から外れる

残念ながら日本は大東亜戦争で敗戦を喫してしまいます。台湾は日本の統治下から離れ、どこの国にも属さない状態となりました。そこで、台湾を統治することになったのが中華民国です。台湾は、おなじ漢民族に統治されることに安堵の気持ちを抱きました。しかし、実際に行われていたのは台湾人に対する暴行・強奪・中傷などひどい扱いだったようです。「日本は原爆がおとされ、台湾には蒋介石がおとされた」と揶揄されるほどのことだったのだとか。

 

教育、医療、インフラなど日本の統治の影響を受けてきたのは朝鮮も同じですが、今や世界を見ても類をみないほどの反日国家がいる一方で、決して裕福ではない財政状況であるにもかかわらず世界を見ても類をみないほどの親日国家が存在します。

 

冒頭にも記したように、やはり、国民性にその理由があるのかなと思います。

 

 

台湾―四百年の歴史と展望 (中公新書)

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