35歳で会社員から教員に転職した酔いどれパパの備忘録

会社員から教員になるまでの苦労話、日々の現場で考えること、教員志望者に役立つ話、等。

教員に採用されやすい教科・採用されにくい教科

教員採用にあたって、公立校・私立校問わず教科によって需要が大きく異なってきます。

 

教科によって大きく需要に差がある 

学校は、文科省によって定められた学習指導要領に基づいてカリキュラムを組んでいきます。中学・高校時代を思い出してください。一週間のうちで一番授業数の多かった教科は何ですか?中学であれば、英語、数学あたりであったかと思います。

逆に、少なかった教科といえば、美術であったり家庭科であったかと思います。教員一人あたりが担当する一週間の授業コマ数というのがある程度決められていて、担当する公務分掌が考慮されてプラスマイナスされますが、だいたい16コマとされています。

ですので、主要教科については授業時間数が多いのでそれだけ多くの教員を配置する必要がありますし、副教科であれば授業時間数が少ないので配置される教員も若干名となります。生徒数の少ない学校だと美術の担当教員は1人というところもあるのではないでしょうか。

 

需要の高い理科・数学

主要5教科の中でも、需要の差は大きいものです。教員免許を取得するためには大学を卒業しなければなりません。そして、その大学、その学部の教職課程によって取得できる教員免許の教科が決まっています。例えば、社会の教員免許は多くの学部で取得することができますし、数学の教員免許となると理学部や教育学部の数学科などに限られてきます。つまり、競争相手が少なければ少ないほど教員として採用される確立も高くなりますし、学校側としても教員の成り手が少ない教科については、募集の頻度も高くなりがちです。また、近年ではまるで入試広報のキャッチコピーのように使われていますが、「グローバル教育」を掲げて英語教育に力を入れている学校では、英語科教員の需要も高まりを見せています。

 

中学免許と高校免許 

公立校であれば、勤務する校種の教員免許さえあれば問題ありませんが、私立校では中高一貫校の学校がほとんどですし、仮に今は高校しかない学校でもこれからの時代は中高一貫校でないと生き残れないでしょう。その辺りの詳しい話はまた別の機会にするとしますが、私学の教員をめざすのであれば中学と高校両方の免許を取得していないと応募すら出来ません。

 

かくいう私は当初、高校公民しか持って免許を取得しませんでした。正確にいうと、自らの努力不足で取得できませんでした。サラリーマンから教員に転職するときに、働きながら通信制の大学で免許取得にあたって不足している単位の科目を履修して、まずは高校地歴を、次に中学社会を取得しました。働きながら勉強するのはなかなか大変ではありましたが、この時の苦労がいま実を結んでいます。通信制の大学の話もまたこのブログの中で紹介していきたいと思います。

 

まとめ

  • 「数学」「理科」は競争倍率も低いし、求人数も比較的多い。「芸術」「体育」「社会」は非常に狭き門。
  • 私学の場合、ほとんどが中高一貫校。中学免許と高校免許の両方が必須。

教師になるには 〔2015年度版〕 (教員採用試験シリーズ 390)

教師になるには 〔2015年度版〕 (教員採用試験シリーズ 390)